カメラの「フォーカシング」は、クルマの「ステアリング」

テクノロジー革命を経ても変わらないもの」で、カメラをクルマになぞらえて、
露出制御をエンジン制御としてみたのですが、では、ピント合わせ、
つまりフォーカシングは、ハンドル操作つまりステアリングになるのかな?と。

そこで改めて考えると、それぞれ共通項があるように思います。それは・・・

(1)感性や好みによって答えはいくらでも存在する
               ⇒露出/エンジン制御

(2)被写体の見て欲しい部分/進行方向・目的地、が決まれば、
  過程によらず最終的な答えは1つと考えて良い
               ⇒フォーカシング/ステアリング

何が言いたいかというと・・・

(1)の自動化は1つの答を導き出してくれるので、その結果に納得がいけば
機械に任せてしまえばいいし、そうでないなら、好みの状態に補正すればいい、

・・・そういうことなのに対して、

(2)は答えが1つだから、ユーザーの「意志」を伝えることが必須となるため、
本当の意味での自動化なんて不可能だということ。もし仮に自動化された状態で
大丈夫な場合があるのは、あくまでも偶然の一致に過ぎないか、
単に誤差の範囲(写真なら被写界深度内)なので許容出来る場合がある、

・・・ということだと。

よりわかりやすいクルマで具体的に説明するなら、
(1)について、ATが前提だとしても、「補正」のためにマニュアルモードが
あればまぁ許せるけれども、(2)において、ハンドルを握るのはあくまでも
ドライバーであり、完全な自動運転はクルマそのものの存在意義を変えて
しまうし、自動速度制御や姿勢制御といった補助的手段は、あくまでも
安全運転をサポートするものであって、機械任せに出来るものではない、
ということになります。


要するに、ここで本当に言いたいのは・・・

テクノロジーの進化には、
(1)ある程度頼っても一向に構わない分野、と、
(2)適宜利用するというのが本来正しくて、決して頼ってはいけない分野
というものの2種類に分かれるように思う、ということなのです。


だから、ワタクシは、AE(自動露出)の進化は大いに歓迎しますが、
オートフォーカス(AF)の進化によってマニュアルフォーカス(MF)に必要な
ファインダー性能を、普及機においてコスト削減のためないがしろにする
メーカーが大キライです。そんなメーカーが、デジタル一眼において大きなシェアを
持っているという事実を憂えているのです・・・どことはあえて書きませんが(^_^;)

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック

  • フォーカシング

    Excerpt: フォーカシングフォーカシング(focusing)とは、ユージン・ジェンドリンにより発見された、人間の体験過程とその象徴化の過程、または、それを促すためにジェンドリンが体系化した技法をいう。ジェンドリン.. Weblog: 心理学を考えよう racked: 2006-06-02 12:20